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手描きPOPライター体験談。マジック使いでマジカルに売り上げアップ!デジタルのポップライターとは?

POPライター(ポップライター)の経験があります。
レンタルビデオレンタルCD、本の販売をしているお店のPOPライターです。









POPライターは未経験でしたが、
その前職で、レタリングやイラストを描く仕事をした経験があったので、
できるだろう。
ということで採用されました。

しかし、レタリングとPOPとは同じ文字を描くといっても、
作業の仕方が違います。

レタリングは、定規やコンパスを使って下書きをして、
その後 色を入れていく、という方法なので
消しゴムを使って何回も描きなおしたり
納得のいく物が書けるまでいくつも描いたりしましたが、

POPの場合そんなに時間をかけてはいられません。
マジックやフェルトペンを上手く使って
一発でササッと描くテクニックが必要です。


仕事を初めてから、通信講座も受けてみました。

通信講座の内容は、そんなに難しくはありませんでした。
お手本があるので、それと同じ作品を書いて練習します。
定期的に課題を郵送すると、
添削されて帰ってくるというものでした。

主にペンの使い方(コツ)の習得と、
文字やPOP用紙全体のバランス感覚を磨く練習です。

普段、文字を書いている人なら
そんなに問題なくこなすことができる内容だと思います。

POP文字を美しく描くには、コツがあります。
フェルトペンのペン先の形状をうまく使うということです。





こんな感じにペン先が四角だったり、斜めにカットされたペンだったら、
その四角い部分の幅を利用します。
ペン先全体が紙に常に当たっている状態で、
描く方向に対して同じ角度を保って描いていけば、
一定の太さのラインで文字を描くことができます。

ですから、文字の角度が変わったら、
ペンも同じ方向に角度を変えていくことになります。
ひらがなのように曲線が多い文字を描くときは、
身体を傾けたり、紙を回したりということもします。

・・・太い方向、細い方向と使い分けることができますね。


紙もただ四角いだけでは面白くないので、
描く内容に会わせて周りをギザギザにしてみたり、
吹き出しのような形にしたり、
丸くしたり、
バリエーションは工夫次第でいろいろとできます。

現在はパソコンやプリンターを使って
誰でも簡単にPOPを作れるというソフトもあります。






私が描いていたのは
DVD、CD、本を売るためのPOPでしたので、
作品の作者、監督、出演している俳優、アーティスト
賞歴や作られた時代、お勧めポイント、口コミ情報
かんたんな内容がわかるようなキャッチコピー

などなど、描くことはいっぱいあります。
ほとんどは、お店の担当スタッフが書いた原稿を元にPOPを作っていましたが、
ときには私自身の言葉で描くときもありました。

どんなに感動した映画でも、
それを言葉にする、
POPで表現する、
というのは、難しいものす。

どんなに頭をひねっても、
お客様が借りたいと思うような言葉にする、
のは私には難しく、苦手だなぁ~
と、感じていました。

これは文才とか、センスとか、
その人の個性や人柄もありますよね。


書店のPOP広告は、書籍購入につながる強い営業ツールとして認識されています。
お客様一人ひとりに販売員によるセールスをすることは不可能ですが、
POPがセールスをしてくれます。
書店員お勧めの一言で購入につながることもあります。

デザインや、書くことの技術よりも、その商品を勧めたい気持ちを込めたPOPを作ることができれば、
一番のセールスツールになると思います。